解説・佐々木主浩

語彙の貧困さやオウムのような実況で面白がられているスポーツ解説者はたぶんかなりの人数存在しているはずで、例えばいつだって「キツい時間帯」の松木安太郎だったり、「危ない危ない」の谷川貞治なんてのはその代表格だと思います。で、こういった解説者ってのは確かにちょっとでもそのスポーツをかじった人からしてみたらカッコ苦笑い以外リアクションの取りようがないのかもしれませんけども、テレビで放送している以上まずそういうフレーズを面白がる所からそのスポーツに対して興味を持ち始めるライト・ミーハーな層が絶対にいるはずで、底辺拡大に貢献していると擁護できなくもない。

ロッカールーム―僕とメジャーリーガーたちの栄光と屈辱ところが今年から TBS の野球中継に名を連ねるようになった元大魔神こと佐々木主浩さんときたらネームバリューだけで解説してます感満点で、とにかくアナウンサーに何を聞かれてても「そうですねー」としか言わないという気の抜けたお仕事ぶり。オウム返しを前段の理由から認めるにしても、「そうですねー」じゃ何も面白みがない。せめて「そうじゃねー」とか言ってくれればこっちだってジャネット佐々木とか言って大好きなプロ野球を盛り上げていこうかという気持ちにもなるのに。あのやろうあんまりいい加減な解説してると僕がエリカを例えちゃうぞと思った。

ここ。そこ。あそこ。

ここ。そこ。あそこ。

  • 作者: 榎本加奈子
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)