レポーティングダイエットについて

record
vt. 記録する, 書留める
report
v. 報告する; 届け出る

不勉強ながらまったく存じ上げないんですけども、岡田斗司夫さんとかいう元デブが体型と態度のデカさを等価交換してずいぶん増長してるらしい、みたいな噂は聞いたことがあって、なんでも「いつまでもデーブがコーチと思うなよ」みたいな予言がズバリ的中して来期の野球解説者としてオファーが殺到中みたいで、そんな岡田氏が提唱したレコーディングダイエットなる方法論が日の目を浴びてからずいぶん経った今日この頃、明らかに誤用されている例が多そうなレポーティングダイエットに取り組んだ末にそれなりの結果を残しましたので、減った体重の数だけアホになる前にごく簡単なアウトラインを、未来の自分が見返すことのないようにできるかぎりうっとうしい口調でメモしておこうと思います。

そのひとクチがブタのもと

そのひとクチがブタのもと

結果

スペック
27歳男性、身長173センチ
実施期間
2008年5月29日〜10月31日
体重 体脂肪 BMI
before 80.0kg 29.5% 26.7
after 64.0kg 19.5% 21.4
増減 ▲16.0kg ▲10.0% ▲5.3

概要

  1. 「決まりごと」を作る
  2. 食べたもの・体重・体脂肪を毎日誰かに報告する
  3. 一人でやるより長く続く
  4. 痩せる

解説

「決まりごと」を作る
勉強や宿題の予定と一緒で、誰だってルールを考えるだけならむしろ楽しい作業です。どんな「決め」だって基本的には(少なくとも今の怠惰な生活に比べれば)減量に効果がないはずないので、食事の制限なり運動の計画なりを最低3つくらい用意して、ついでにそれぞれに「例外」も準備しておくことで心に余裕を持たせておきます。例:「夕食は軽めにする。ただし飲み会に誘われたら楽しく飲む」
食べたもの・体重・体脂肪を毎日誰かに報告する
友人でも同僚でも恋人でもキャバ嬢でも母親でも親戚でもなんでもいいので、生身の近しい人間に「食べたものと今日の体重」を毎日欠かさずレポートします。一人で黙々とレコードし続けられるような意思の強い人間ならはじめから痩せています。誰かを巻き込むことが大事。ダイエットブログなんか書いたって毎日コメントなんかつくわけないんだから、パートナーは三次元重視。
一人でやるより長く続く
小太りってのは意外と自意識が強かったりするので(僕調べ)、牛肉100パーのハンバーグを食べたのに「豆腐ハンバーグだけどちょっと食べ過ぎた」みたいな報告をしちゃうこともあると思います。ただ体重だけはどうしたって嘘をつけないので、昨日よりせめて100グラム軽い体重を報告してなんとかカッコをつけよう、みたいな意識が働いてくれば、おのずと結果はついてきます。
痩せる
お疲れ様でした。レポートの質を高めれば高めるほど、それに対するリアクションの質が高まれば高まるほど、短期間でいい結果が出そうな気がします。それこそパートナーとの共同作業にまで持ち込めればベストですが、ある程度巻き込めれば一人でやるよりはずっと成功の確率は上がるのではないかと思います。