メモリーオブキナカーモ

ヤングジャンプのグラビアを飾る制コレ2007・河合いよさんの名前を目にした瞬間まず脳裏をよぎったのは「まじかる☆タルるートくん」は河合伊代菜ちゃんのビキニ姿だったかもしれませんが、齢26にして再びところどころ茶ばんだ単行本を引っ張りだしてまで少年向けのギャグ漫画を読み耽るハメになったのは、ガキんちょ時代のりあねーちゃんに対するもやもやとした(でも原因ははっきりとした)想いがふつふつと甦ってきたからに他なりませんでした。
りあ・キナカーモりあ・キナカーモ。小学校6年生の頃、保健の時間に「え? 結婚の届けを出すとそのうち勝手にできるものなんじゃないの!?」と大声で叫ぶ僕におませな女子たちが文字どおりの失笑を浴びせてくれたそんな小学校6年生の頃、りあねーちゃんは僕にとって人生最初の「ちょっと H なお姉さん」であり、中学入学とほぼ同時にこんな下種な日記を綴るような現在のメンタリティとほぼ同等の境地に達してしまった経緯を考えるに、キャベツ畑やコウノトリを信じていた時代に出会った人生唯一の"異性"と言ってもよく、一行でまとめると好きだったんです要は。ピュアに。ないしはピュアーに。一度でいいからおっぱいもみたかった。

なぜにこんな暑い夏の日に見ず知らずの男子からこうもねっとりとした昔話を聞かせられなければいけないのか、あなたのお怒りはごもっともですし、IKKO のアレはギャグじゃないですし、骨の周りの肉はうまいですけども、じゃあだってこのインターネット時代に思い出の漫画の余韻を少しでも楽しもうと検索ボックスに「りあ・キナカーモ」と打ち込んでクリックしたらばコンマ数秒後に「元ネタは"中森明菜"である」とかいう知りたくもない真実を世紀を超えてドスンと突きつけられた人間の気持ちがわかりますか。ショックのあまりまっさかさまに堕ちましたし、飾りじゃない涙が流れましたし、ああこんな日記でうまく伝えられているんだろうかじれったいじれったい。

せめてもの復讐にと多分今日びの小学4年生あたりに過ぎし日の僕と似た(3分の2の)純情でない方の感情を抱かせまくっているだろうリア・ディゾンさんの文字列をアナグラムしてティエリ・アンリあたりに変えてやろうかと思ったんですけど、17秒後に挫折したので I love you さえ言えない My heart をここにしたためた次第です。

まじかるタルるートくん 1 (1)

まじかるタルるートくん 1 (1)

暑中お見舞い申し上げます。