役者・板尾創路の原点

mixi の単独コミュニティの会員数が余裕で1万人を超え、その独特の雰囲気で古くからお笑いの分野で熱狂的なファンを持つ板尾創路さんが近年演劇方面でも脚光を浴びているのは皆さん少なからずご存知でしょうけども、僕が観ただけでも『魁!!クロマティ高校 THE MOVIE』のような「らしい」映画はもちろん『ジョゼと虎と魚たち』のような名作にあってもその存在感は抜群で、役者板尾の需要はこれからもますます高騰していくことが予想されます。
ただやはり僕たちは忘れてはいけないことがあって、それはごっつええ感じ放送当時「蔵野にすらオファーが来るのに、彼にはドラマの仕事がまるで来ない」と不憫に思ったダウンタウンが演技指導を買って出たのが他ならぬ板尾創路その人だったという事実です。コーナー内で板尾は美人役の Mr.オクレにいきりたって襲い掛かり、ついには乳首を舐める(!)という不良役を見事に演じきるのですけども、これこそが役者板尾の原点と言っても過言ではないのではないか。と申し上げたいわけです。
……以上が僕の歴史観なんですけど、ひとつ気になるのは Mr.オクレの乳首にご利益があるのか、板尾創路の舌に逆ご利益があるのか、現時点ではいまひとつ判然としないところでしょう。この先板尾さんが役者としてさらに進化していく中で、キスシーンを共にした女優が謎の失踪を遂げたり温泉に入る姿を盗撮されたり不本意なカタチでアダルトビデオ出演に転がり落ちていくようなことが起こらなければ、僕は万難を排してでも Mr.オクレの乳首を舐めに東京さ出ようと思っとるよ。