慧眼? 迷走? ウエンツ瑛士がドMを自称した夜

つい先日「テレビの中で"ドS"がポジティブワードになってきた、次は"ドM"か」という記事を書いたのですけど、整った容姿を無駄に浪費し、不安定な迷走ぶりを続けることでプチヒットを地味に飛ばしている、言い換えると静かなブームを呼んでいる、なにわ小吉に言わせると結局大して流行ってない*1ウエンツ瑛士が14日の『月光音楽団』で突然「オレはドMです!!」と言い出したので、こ、こいつは実は芸能界の空いている椅子を見抜ける慧眼の持ち主なのかという思いが半分、どう考えてもイキアタリバッタリの見切り発車だろうという冷ややかな思いが半分ずつ混じりながらテレビをぼうっと眺めていたところ、果たして繰り広げられた「ドMのウエンツ」は案の定ポンゲなのかネタなのかまるで掴めない不安定っぷりで、やはり彼は「そういうもの」として受け止めて楽しむのが一番正しい視聴の仕方なのかもしれないと強く思ったものでした。

ドS姉さんこと山本梓に罵られて喜ぶ(?)ドM兄さんことウエンツ瑛士の図
http://bater.biz/movie/dom.avi

仮にこの番組を皮切りに「ドMウエンツ」が確立されれば現在のバラエティ界では唯一無二といってもいいほどの存在に登りつめることも可能かもしれませんし(前回の更新の通りMを自称する、という点で古いようで実は斬新)、まあ8割がた「そういうもの」として処理されていくかりそめの使い捨てキャラとなることうけあいですけども、よくよく考えるとどう見ても滑っているのに「そういうものだからなー」って愛されている芸人は数は少ないが息も長いのもまた事実なので、どっちに転んでもウエンツ瑛士を見る楽しみというのはまだまだこれからも保障されているという結論をここに導きたいと思います。個人的には「ハイテンション ザ・ベストテン」なんていいと思う。ホホホイ→平成のパピプペポを継げる貴重な人材だと思います。

*1:参考:『王様はロバ