グルメ番組『 HEY!HEY!HEY! 』の感想文

前々から気になっていたのですけども、松本人志はスタジオで美味しいものを食べると右方向に視線を外す癖があって、たまに何度もうなずいたりする。これはきっといつも特定の誰かがそこにいて、「後で食わせてやるから」「今度ここ行こうな」という合図なんだと勝手に思うことにしている僕は毎回ほっこりするのです。
あと『 HEY!HEY!HEY! 』の猫の目打線というか繰り返される番組形態の改悪に対して毎度のように「普通にトークせえよ」って声が WEB であがる度に(潜在的であれ)「普通にトークしてるだけで面白いよ派」をたくさん抱えているダウンタウンという芸人はいまなお偉大だなあと思って嬉しくなります。
あと浜田雅功の食べ方はかなりの唾液音をともなうのでできるだけ拾わないようにしている音声さんとできるだけ聞こえないように苦心している編集さんの苦労を思ってちょっとにやにやしたりします。
あと杉本彩の名言に「性欲も食欲もおんなじだもん!」というのがあって、僕は絶対違うと思っているのですけど、同じように食欲と笑欲(?)はテレビではわりと食い合わせが悪いような気がしています。だってパイを投げて笑いを取る芸人はたくさんいるけどパイを食べて笑いを取る芸人なんて見たことない。かのキャシー塚本先生だって最後はドーンだったわけですし。それに石塚英彦が周りにご飯がないところで得意のダジャレを連発してもきっと打率は超下がるはずで、あれは見ているこっちが美味そうな食べ物に注意を奪われている隙を突いてくるからこそのダジャレなのです多分*1。そういう視点からいうと『めちゃイケ』でご飯をただかき込むだけで爆笑を勝ち取った岡村隆史の偉業はもっと評価されていいと思いました。
あと感想文って宣言すると何をどれだけ書いてもいいような気になるから不思議だと思った。

*1:だからよくないとか悪いとかそういうことは全然思ってなくて、僕はむしろ石ちゃん大好きです。