キーンときたー!大塚愛

LOVE PUNCH (DVD付) (CCCD)大塚愛をろくに聴いたこともないのに彼女の声色の変化について本気出して考えてみたのですけども、何が言いたいのかというとアイスボックスのCMなんかで聞けるダミ声は果たしてどこから産まれ出でているのか?という素朴な疑問を抱きながら僕は今日も生きているという27時間テレビのハシヤスメ的更新に打って出た格好なのですよ。で、つまり僕が気になるのは歌手にあってしかも女子にあってダミ声スキルを披露することが果たしてプラスなのか?という一点で、歌手的な観点から考えると特定のジャンルを除いて「ダミ声=ダメ声」と言われてもしょうがないこんな世の中であり、また女子的な観点から考えると「ダミ声=ブリっ声」と断罪されても文句のつけようはないわけです。ここまでいいですか。そう、新宿2丁目のオカマちゃんを例に出すまでもなくダミ声の使い手はどうしてもキワモノ扱いされてしまうのが世の常で、となると今の大塚愛着うたが史上初の100万DLを記録するような超絶人気が説明できないのです。参った。
桃ノ花ビラ(DVD付)(CCCD)そうなるとここで鎌首をもたげてくるのがひどく単純な「ギャップ理論」です。かつての華原朋美愛内里菜Kiroroのピアノの人は「喋るとおかしいが、演奏するとすごい」というギャップで大きな人気を誇りました。おお、ここが突破口になりそうですよ奥さん。ただし大塚愛の場合は少し応用編のようです。思い返すに、HEY!HEY!HEY!で何度か確認したかぎり彼女のIQの設定は別段低めでもないし、素っ頓狂なダミ声を駆使したトークを繰り広げることもありませんでした。よくよく考えてみると僕の頭に残っている彼女のダミ声は「キーンときたー!森永アイスボックス!」と「さくらんBO!」と「らーぶぽーんち!」くらいのものです。さあ出口が見えてきました。つまり大塚愛という人は歌う時はそれなりに歌手であり、喋る時は端麗な容姿をもちかつ保育士の免許を持つという履歴で男子のマザーコンプレックスをくすぐるカワイイヒトであるのに、15秒間のコマーシャルの世界でははじけたダミ声で僕たちを突き放すという一段高度な「21世紀型ギャップ理論」に支えられて今の大人気を形成していたのであります!!あり、ます!!ある、ことにしませんか!!