恋のから騒ぎ…ご卒業SPがやってくる

少々底冷えのする朝。ひとりでに目が覚めた。普段目覚ましに頼っている僕には珍しいことだ。朝日に目を細めながら、だんだんと思考回路が繋がっていく。ああ、そうか。今日で卒業か・・・実は昨日はこの日に備えて更新を絶って、秩父の山奥で全裸で滝に打たれて身を清めていた。八百万の神の祝福を受けねば恋からメンバーの卒業を見送る資格などない。よく親父がそう言っていた。そして僕は、生まれて初めてその言葉に従った。さあ、当日だ。僕はおもむろに起き上がり、顔を洗い歯を磨きPCを立ち上げ、この一年間の思い出を、10期生のみんなとの思い出を、ひとつひとつかみ締めながらモニタの前に正座した。長い一日がはじまるのだ。お話は、続きます。