恋のから騒ぎ…ご卒業SPがやってくる・弐

思えば今期は世間で「恋から氷河期」という言葉がまことしやかに囁かれていた学期だった。いや、ある意味ではまことだったのかもしれない。個性的なメンバーを多数取り揃えた9期生の後釜という不遇も重なって、強烈なキャラクターの不在、饒舌なトーカーの不在、目を奪われるようなビジョの不在と、確かに貶める要素はよりどりみどりだった。だがそんな10期生を一年間見守ってきた僕だからこそ言えることがある。「そんなものは表面上の見方に過ぎない」と。そして「10期生は恋から史上最も愛すべきメンバーたちでした」と。お話は、続きます。