柴咲コウさんの生誕25周年を祝して

柴咲コウさんの新曲「invitation」がかなり気になっていて、その理由を今から打ち込みたいのですけどお時間よろしいでしょうか。まず柴咲さんの歌手としての一面が世間に認知されたのは RUI 名義でのバラード「月のしずく」だったと思うのですけども、その後も基本的に(ツンとした美人顔が活きる)落ち着いた曲調がとても多かった彼女が今作の PV では私服に近い格好でポップに歌いながらとてもとても爽やかな笑顔を振りまいていて、これが非常にですね、グッとくるわけです。
歌うのが楽しくてたまらなそうな表情を見せる柴咲さん。
RUI 名義での活動はもちろんのこと歌手・柴咲さんってのはヒット以来どんなにリリースを重ねても「あくまで役者ですから」っていうポーズを決して崩していないことで有名で、歌番組はおろか紅白を辞退してまで音楽を本業としている人たちを立てているイメージが強いというか、個人的には「別に? ちょっと売れるみたいだから出してるだけよ」みたいなつっけんどんな印象すら抱いていたのですけど、こんな幸せそうな表情を見せられた日にはおもむろにメガネかけて白い Y シャツにネクタイ締めてテーブルに座って片肘ついてイタズラっぽく「やっぱり歌うの好きなんじゃん」ってからかいたくもなります。多分柴咲さんは図星でちょっとだけ頬を染めながらも口では頑なに否定するのでしょうけど。
さらにトドメを刺されたのが TVCM で、こんなに全身からハッピーなオーラを出しまくっている画をバックにしているのにもかかわらず蚊の鳴くような声で「しばさきこう、いんびてーしょん……」っていうナレーションが入っていて、それがまたあんまりにもボソっとつまらなそうに(装って)言うものだから「しばさきこう」っていうか「ちばさきこ」に聞こえてしようがないわけです。チバサキコ。
http://bater.biz/y/mkTePzT8UHI.flv
この車中でノリノリだった小さな子供が遊園地に着いてから急にグズりだすような、そんな最後の抵抗がもう愛おしすぎる。むしろ僕がインビテーションしたい。この日記はこれからも億千万言を費やして彼女の魅力を引き続きお送りする構えです。

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