ハイテンション・ザ・レビュー(中編)

あと3回くらいと言っておきながらその初っ端のタイトルを「前編」と名づけてしまった自分の頭の悪さに絶望しながら今日もいってみたいと思います。僕が嫌になるか、「あ、でもさ、それって結構恋愛観出ない?」ってすぐ言い出すヤツが絶滅するかの戦いです。出るかそんなもん。

芸人
河本準一河本準一
曲名
かっぱの母ちゃん
発表
2005年8月28日
曲の特徴
カッパッパールンパッパー
解説
細かすぎでもすべらない話でも目下絶好調の河本さんにとっておそらく黒歴史として封印したいだろう一曲。合掌。
芸人
モンキッキーモンキッキー
曲名
ミュージカル「cat's」
発表
2002年4月28日
曲の特徴
ニャンコロニャンコロよいよよーい!!
解説
何でもアリってのは実は演じる方も見る方も一番難しいんだなあということに気づかされる一曲。自ら「ミュージカル」という縛りを設けて最後までそのテイを崩さずに歌いきったモンキッキーは、ハイテンションという場で自由の限界を全身で表現したとも言えるだろう。また、衣装とセットにこだわった芸人さんの中では珍しく裸でもほとんど変わらなかったろうなと思わせる出来。依存してない。
芸人
ふかわりょうふかわりょう
曲名
ハイテンション学習
発表
2000年12月17日
曲の特徴
教科書を読みながらはしゃぐだけ
解説
「ねー聞いてーすごい面白い話があるんだけどさー」って切り出しがどれだけ NG かってのは明石家さんま師匠が口を酸っぱくしてテレビで繰り返している定石だが、つまり曲のタイトルに「ハイテンション」と入れた時点でやっちゃった感が出まくりのふかわさんはその時点で敗北確定といえ、とはいえそれも「さむいふかわ」をこれ以上ないくらい強調するための計画の一環なんだろうと考えると見事としかいいようがない。
芸人
ワッキーワッキー
曲名
激烈ランナー
発表
2004年6月6日
曲の特徴
乳首がズレてるポリスマン! を延々繰り返す
解説
ワッキーの印象は「決めうち」。以前リンカーンで浜ちゃんが「時間空くから誰か適当に繋いで」って言った時にやはり壊れたオモチャのようにお化けの救急車を繰り返したワッキーは、多分どんな状況で追い詰められても少ない(しかし爆発力の高い)持ちギャグでその場を取り繕うタイプで、彼の未来は間寛平さんの方を向いてる気がする。
芸人
劇団ひとり劇団ひとり
曲名
ある日の道端、ウォンさんに。
発表
2005年8月28日
曲の特徴
あなター! こうやっテできルー!?
解説
100人単位で存在するという劇団員のうちウォンさんというカードを切ってきた川嶋省吾。ルール上なんら問題ないものの別人格の発動は潔さという点において疑問が残る。座長自ら出陣しなかったのはウォンさんのプロモーションを狙ったのか、座長本人の怪我を無意識に避けたのか……。知名度が急上昇した今、これがウォンさんの遺作にならないことを願うばかり。もうリストラされてたりして。