将来の夢:月光音楽団の男子枠

『ジャンク SPORTS』の進行役であるところの金子賢石垣佑磨に変わってることに気づいてない視聴者は結構いるんじゃないかと思っていて、多分だけどあなたのお母さんもしくはおばあちゃんは「えー! 同じ子じゃなかったのかい」ってええリアクションしてくれる可能性が高いはず。
この辺の、んーつまり金子賢石垣佑磨、あと小橋賢児山崎裕太ラインあたりっていうのは特に40代以上の視聴者にとって誰が誰やら把握されてないんじゃないかっていう気がしていて、うまい言い方が見当たらないので身も蓋もない形容をさせてもらうと彼らのような(記号としての)ヤンキー臭漂うビジュアルを敏感に察知できるのは中高生なんかがドンピシャで、それこそお父さんお母さん世代にとっては全員まとめて「もし娘が家に連れてきたら苦笑いだわー」って脳内処理されてるんじゃないかっていう。便宜上こういったタレントさんたちを「マーちゃんとゆかいな仲間たち」とします。
で、もうちょっと思いを巡らせてみるに、マーちゃんたちの需要ってのは指折り数えてみてもいわゆるデブタレと同程度には確実にありそうなんですけど、腐るほどあるグルメ番組にモリモリ出られるデブタレと違って汎用性が低いので苦しいかなっていうのが一点。それから彼らの主要ファン層は多分今この瞬間もテレビの前じゃなくて90円しか持ってないのに渋谷にいたりドンキホーテで時間を潰してたりするので永続的な応援が望めなさそうっていうのがもう一点。結論としてはあんまりおいしいスキマ産業ではない気がするので終わる前から「バカヤロウ、まだ始まっちゃいねえよ」とか言って新しい自分を開拓していって欲しいと思った。金子さんの格闘家転身のように。

キッズ・リターン

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