深夜なのにさまぁ〜ず

最近のさまぁ〜ずは一昔前の深夜番組の中山秀征のポジションを完全に奪ってしまった感があって、どんなポジションかというと単純にアイドルの人に通常より一歩突っ込んだセクハラをするだけのことなんですけども、サラリとした上手なセクハラとまた違って深夜っぽい微エロ臭を残すあたりに職人芸が求められる、グルメ番組における彦摩呂のような、そんな役割をこなす芸能人枠のことです。
そんなさまぁ〜ずの特筆すべき点は秀ちゃんのようにロケを必要としない点にあって、『三竹占い』なんかがいい例ですけど、こじんまりとしたスタジオにアイドルを呼び、整体師にマッサージを受けている姿を「セックスしてるみたいだよね」と言い切ってしまう。デートロケの達人に比べてなんと安上がりで、かつ同等以上の切れ味なことか。重宝がられるのも当然のお話で、秀イズムを受け継いだビビる大木と共にこれからの深夜番組を支えていくツインタワーになっていくんだろうなと思った。
あとポジションの話になると思い出されるのがかつて木多康昭が提唱したシロマサシズポジション(TMP)ですが、その片翼に位置していた渡辺満里奈さんがいまだに芸能界の中で TMP 値がダントツかというと議論の余地がありそうで、というかそもそもタシロマサシズポジションの栄光具合がビタイチ理解できない平成うまれのことを思うと頭が痛くなるのでここはいったんお開き。流れ解散でお願いします。