鼻腔拡張テープ史の変遷

鼻腔拡張テープの代表「ブリーズライト」僕の記憶が確かなら鼻腔拡張テープをファッショナブルなものとして一般に普及させたのは5年ほど前の Dragon Ash は降谷さんの業績で、彼は当時数々のファッション誌の表紙をその端正な顔立ちで飾りまくり(でも鼻はすごくよく通ってる)、結果街にはそれっぽかった人の鼻に続々と肌色のテープが付着することになりました(それゆえ鼻が通ってる)。そんでさらに僕のアンテナの感度が正しいものであるならばこの流行(?)は何故かあっという間に収束し、それっぽかった人はとりあえず鼻からテープを外してもとの生活に戻っていきました(だからたぶんあんまり鼻が通ってない)。この流行を一言で振り返るならば「怖かった」、なぜなら多分街中で指摘したり嘲笑を浮かべようものなら僕の顔面はあっという間に3倍に膨れ上がっていたでしょう。だってそれっぽい人だからきっと喧嘩が強い(しかも鼻が通っている)。
そして2005年。お茶の間には木村拓哉さんの鼻腔拡張テープをした姿が届けられているわけですけども、これに乗っかってマツモトキヨシにママチャリを飛ばしてブリーズライトを購入し、駅のトイレで装着してからワガモノ顔で帰宅する人(この場合間違いなく鼻が通っている)にだったらたぶん勝てそうな気がします。なぜならそいつはレーサーじゃないし、ママチャリにはエンジンが搭載されていないからです。

追記

プロレス界に僕の知らなかった鼻腔拡張テープ使い(ブリーズライター)が存在していることをメールで教えていただきました。

4〜5年前からずっと鼻腔テープをその鼻にまとって試合をしているらしく、しかもオリジナルペイント(!)というこだわりよう。ファッショナブルか? と尋ねられたら残念ながら No かもしれませんけども、じゃあ鼻腔拡張テープ史にその名を刻むことはできないのか? と尋ねられたらやはり No だと思いました。ロッテの小宮山悟がサングラスが何故黄色いのか? という問いに「機能を追求した結果がたまたま黄色だっただけ」と答えたときに僕たちミーハースポーツっ子がどれだけ落胆したか。それを考えると小島聡さんのエンターテイナーっぷりは特筆に価する。