裸族のTPO

有名どころでは Gackt叶恭子、もう少しセレブ度を下げると大橋未歩アナや堂本光一さんなんかが思い出されますけども、芸能人の地上波における自宅裸族、いわゆる「ポン*1」のカミングアウトがマイナスイメージとなることはご存じのとおりほとんどありません。
転じて僕たち一般人の場合、飲み会や一方的に発信する WEB 日記にかぎっては「いや、家では結構裸でいること多いですよ? 」という発言が笑いや同意をえられたりするものなのですが、どうもこの薄甘い空気に平和ボケしてしまった裸族が続出しているらしく、具体的にはマン・トゥー・マンのコミュニケーションツールであるところのメッセンジャーで何の気なしに裸族をカミングアウトし、相手方を困惑にいたらしめ、窓を凍りつかせたりしているヤツがいるらしい。

A 子の発言:
そんで親父が裸のまま風呂から出てきてさーもー
ショウジの発言:
あーでもそれは普通でしょ
A 子の発言:
え?
ショウジの発言:
僕も今裸だし
A 子の発言:
ちょ

以下に裸族の酋長の談話を抜粋する。
大変嘆かわしいことである。そもそも高度に文明の発達したこの日本において、たとえ自宅であろうとも石油化学技術の結晶である洋服を身にまとわずに行動をする人種など未開人として侮蔑されてしかるべき存在であって、またそれを認めた上にしか我々裸族の幸せもないのである。この状況に屈辱を覚え、裸族の社会的地位の向上という使命感にかられてのメッセ自爆であれば構わないが、いつでもどこでも裸族の公表が即笑いに直結すると思ったら大間違いであり、 TPO をわきまえない素人裸族には猛省を促したい。
……っていう日記が3秒で脳内構築されるほど反省したのでこれからは気をつけたいと思いました。僕、裸族です(わきまえた発言)。

*1: (c)Gackt /すっぽんぽんの意。すっぽんは絶対につけない。それが Gackt の美学。