なぜどうして僕が治療と言い換えても語弊がないほどの減量に取り組まねばならぬほど爆発寸前のセルよろしく肥えてしまったのか、その原因はもう板垣恵介に尽きます。彼の描く人物は肉をはじめとするボリューミーな食事を「モニュ…」という擬音とともに際限なく胃袋にねじ込んでいくのが最大の特徴なんですけども、とにかくこの「モニュ…」という天才的なフレーズは一目見た瞬間右脳にいきなりダイレクトで生で挿入され、満腹中枢をむしばみ、ふと気づけばそこには深夜「モニュ…モニュ…」と2人前の弁当をねじ込む一人の青年の姿が……!
モニュ…