柴咲コウはいつまで大人びているのか問題

KOU―柴咲コウin GO写真集「ポンズダブルホワイトショック(P.D.W.S)」を皆さんがどれだけ記憶にとどめているかはこのちっぽけな僕には知る由もないですけど、6年ほど前に柴咲コウさんが「ファンデーションは使ってません」というフレーズとともに世間に一気に認知された CM は見た瞬間よりもその後なんらかのタイミングで「あの女性は18歳らしい」という情報を仕入れたときの驚愕がでかすぎたというか、だってじゃあ中学生の頃28歳くらいに見られていたというエピソードになんら違和感を抱かないほどの大人びた、ざっくり言うと老け顔のしかし美人が、さらに僕にとっては誕生日がたった一日違いの同級生が池袋の路上からブラウン管にひょっこりあらわれた衝撃というのは筆舌に尽くしがたく、あんなクラスメイトが隣の席に座ってたら血圧の低い(設定の)柴咲コウさんが毎朝登校してくるたびにテンション高めで話しかけて舌打ちされてーなーなどという屈折した願望を持ってテレビの中の彼女を眺めていたものでした。
そんでもって時は2006年、柴咲さん(24歳)は今なお27〜28歳くらいに見える大人びた魅力でドラマに映画に引っ張りダコな状況が続いているのですけども、じゃあ彼女の見た目が実年齢に追いつく瞬間がいつやってくるのか、そして追いついた後に待っている真の老いはどのような形で進行していくのか、すなわち長年立ち止まっていた28歳ラインを維持し続けるのかそれとも年相応に年齢を積み重ねていくのかという(すごくすごく)切実な問題があります。
Uk.asagan―永作博美写真集逆に童顔美人のサンプルとして永作博美さんという人がいて、彼女のフェイスを35歳の平均値だと認識する輩がいるとしたら僕はポンズダブルビンタ(P.D.B)をもってしてでもその考えを改めさせる覚悟があるのですけども、この永作さんの場合は「いつから老けだすのか」という問題があって、こちらもその後の(あえて形容しますけど)下り坂が急なのか緩やかなのかという点に関しては意見が分かれそうな気がします。
いつまでも若くあるという女性の願望の一つの究極形を体現しているのが森光子さん(85歳!!!)なのだとしたら、そのゴールへの近道を走っているのはどちらなんだろうか、とか書いておけば登録ボタンを押してもよさそうですか。