ぴったんこカン・カン

一筒泉ピン子の芸名の由来が麻雀牌の「一筒(イーピン)」であることはその筋の人でなくてもわりとメジャーなトリビアで、もし初耳の方がいらしたら記憶の片隅にとどめておいていただきたいのですけども、その泉ピン子が黒すぎるつけまつ毛、赤すぎる口紅、青すぎるアイシャドーを顔面に塗ったくって「ぴったん子さん」として安住アナとロケをするコーナーがあります TBS に。で、もちろん博愛主義の方々は「あの濃ゆすぎるメイクはもちろんシャレで、しかもあの青いアイシャドーは一筒を思い起こさせる、ピン子が初心に帰っている美しい姿だ」とかおっしゃるのでしょうけど、どうも僕はそれに賛同しかねる。
なぜってあれだけの芸歴をお持ちの方というのはだいたいにおいてスタイリストの目の届かない私服のセンスがびたいちないのが通例で、鈴木京香の帽子はありえないほどでかいし、かたせ梨乃のメガネはありえないほどでかい上に頭に乗っかってたりするし、原田泰造ジーンズメイトの洋服を使い捨てで着ている(!)始末で、つまり「ぴったん子」さんは TBS のスタッフが「ピン子さん、好きなようにメイクしてください」といたずら心を出した結果の姿で、美しくもなんともない。王様は裸です。