メレンゲの気持ち

美容師時代のだいたひかるは勤め先の経営難により「客を必ず褒めちぎること」を強制されていたらしく、無理くりシャツの襟を褒めたりしていたそうだ。今の鋭い観察眼はこの頃から養成されていたのだ。そして当時のルサンチマンの反動が今の彼女の芸風を形作っているのだと思った。一回使ってみたかったけどこういう使い方でいいのかな。どうでもいいか。あとだいたは何を血迷ったのかこのあと高校時代の恋愛の話を長々とし始めて、それこそどうでもいいですよと思った僕は森山直太朗のCDをコンポに差し込んだ。